一昔前までは、カードローンと言えば給与所得者(サラリーマン)だけが利用できるものであり、自営業や個人事業主が借りようとすると断られることが多かったですよね。
ですが、最近のカードローンは自営業や個人事業主でも審査対象として認められるケースが増えてきたんです。
一時期は、自営業専用のビジネスローンなどもありましたが、最近は事業使途でもOKなカードローンが増えてきました。
そこで今回は、自営業や個人事業主の人がカードローンを申し込むときのポイントを中心に解説したいと思います。
自営業がカードローンを申し込むときのポイント!
審査基準や条件に関しては、基本的に一般の人と大きな違いはありません。
つまり、必要最低限の安定収入や、過去の返済履歴、限度額を低めに抑えるなどの基本的な部分は自営業主でも一緒ということです。
(参考記事)
⇒カードローンの審査基準は全部で9つ!
以前紹介した記事に加えて、今回は自営業や個人事業主のあなたへ知っておいて欲しいポイントを追加で解説したいと思います。
自営業や個人事業主がカードローンを申し込むときのポイント!
1.必要書類を用意する
カードローンを申し込む場合、まずは以下の2点の書類を用意して下さい。
- 1.本人確認書類
- 2.収入証明書
まず1番目に関しては運転免許証や健康保険証などがあれば、審査書類としてはOKです。
問題なのが、収入証明書です。
給与所得者であれば毎月発行される給与明細でOKですが、自営業の場合は「確定申告書の控え」や「所得証明書」が審査書類としては有効になります。
確定申告書は、最寄りの税務署に行けば再発行(有料:300円)で行ってもらえます。必要書類は本人確認書類・印鑑があれば、手続きが行えます。また、念のため確定申告に必要な準備物を最寄りの税務署に問い合せてから行くと、書類不備などの手間も省けるかと思います。
所得証明書は、最寄りの役所に行けば有料(500円)で発行してもらえます。この時に必要なのは運転免許証だけでOKですが、念のため印鑑も持っていけば安心です。申請書は役所においてあるので、書き方も役所で教えてくれます。
ここで自営業や個人事業主がカードローン審査を申し込むときの大前提となるのが「確定申告や年末調整をしていたか?」ということです。
逆に言えば、昨年度の確定申告や年末調整をしていないと、収入を証明できる公式な書類がなにもないという事になってしまいます。
そこで出番となるのが、収入証明書なしのカードローンです。
2.収入証明書なしのカードローンを使う
最近の大手カードローンであれば、設定された限度額までなら収入証明書なしで審査に通ることができます。
限度額に関しては、各カードローンによって異なりますが、大体50万円~300万円くらいまでが収入証明書なしで審査に通るようになっています。
愛媛銀行 | 60万円まで収入証明書不要 |
---|---|
プロミス | 50万円まで収入証明書不要 |
アイフル | 50万円まで収入証明書不要 |
ただし、カードローンによっては、自営業や個人事業主の場合は収入証明書の提出が求められる場合があります。
ちなみに、すでに法人格を取得している場合は、給与所得者となっているので、個人名義で収入証明書なしのカードローンを申し込むことができます。
3.自営業OKのカードローンを使う
その他、カードローンによっては、使途自由と書いているものの、「事業用途は除く」という但し書きが書かれてある場合もあります。
自営業の申込 | 備考 | |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 可能 | 事業性資金を除く |
三井住友銀行 | 可能 | 事業性資金を除く |
みずほ銀行 | 可能 | 事業性資金を除く |
SMBCモビット | 可能 | 使途自由 |
プロミス | 可能 | 生活費に限る |
アイフル | 可能 | 事由 |
ビジネクスト | 可能 | 事業決済に利用可 |
また各カードローンによって、収入証明書が必要な場合、有効な書類に違いがあるので、事前に確認しておく必要があります。(さらに自営業の場合は、安定した収入が十分にあることが条件になります)
基本的には、確定申告書か所得証明書のどちらかを持参すれば審査を申し込めるので、これらの項目を比較しつつ、あなたに最適なカードローンを探して下さい。
ポイントになるのは生活用か事業決済として使うか
また、自営業や個人事業主がカードローンを申し込むときにポイントになるのが「"生活用"か"事業決済"として使うのか?」です。
基本的に多くのカードローンは、生活費の補てんという目的で使われることを前提に審査を進めます。
そのため、目的が事業決済となると、確定申告書や所得証明書の提出が求められるケースがあります。
また、事業目的での利用を認めていないカードローンも多いので、この場合は生活費の利用という形で借りる様にして下さい。
どこのカードローンが事業用でも使えるのかは、さっきまとめた一覧表を元に検討されてみて下さい。
事業資金として選択すれば確定申告で利息を経費計上できる!?
これは使途目的が「事業資金」で審査に通った人限定の方法ですが、カードローンで支払った利息を確定申告で経費計上することができます。
条件としては以下の通り。
- 個人事業主である
- 確定申告をしている
- 事業目的でカードローン審査に通った
これらの条件を満たしていれば、その年に支払ってきた利息を確定申告で経費計上できるケースがあります。
詳しい方法については、担当になっている税理士か、近くの税務署で確認されて下さい。
ちなみに、借りたお金の元本は経費計上できず、あくまで「支払った利息のみ経費計上できる可能性がある」ということを理解しておいて下さいね。
どうしても審査に通らないなら中小消費者金融の利用も考えてみる?
また、どうしても審査に通らないのであれば、中小消費者金融に審査を申し込む方法も考えられます。最近であれば、アローや中央リテールなどが、中小消費者金融のなかでも勢いがあり、対応も丁寧だと評判です。
アロー
アローは確定申告書の提出が必要にはなりますが、審査結果は最短45分で分かるのでとてもスピーディーです。
ただし審査通過率がかなり低いと噂されています。
恐らく中小消費者金融を申し込む時点で、元々の属性が悪いことが原因と考えられますが、もし大手カードローンがダメな時は相談されてみて下さい。
中央リテール
中央リテールは個人の貸し付けの最後の砦と言われるくらい、おまとめローンの駆け込み寺になっています。
審査条件としては、東京の渋谷まで来店できることが条件となっています。
また融資条件は他社返済のみ(おまとめ目的のみ)となっている点にも注意してください。
限度額は低くなりやすいが借りれない訳ではありません!
今回は自営業や個人事業主がカードローン審査に通過するための必要なポイントについて解説をしてきました。改めて今回のポイントをまとめると以下の通りです。
自営業がカードローンを申し込むときのポイント!
⇒確定申告書か所得証明書が必要!
⇒詳しくはこちらの一覧表を参考に!
⇒もしくは生活費の補てんを目的に借りる
補足事項
- 事業目的で審査が通れば確定申告ができる
- どうしても審査に通らないなら中小消費者金融も検討に入れる
これらのポイントを押さえて行けば、自営業のあなたでもカードローンを攻略することができると思います。
また、カードローンの審査は厳しいと思われがちですが、限度額を低くして行けば、そこまで難しいものではありません。
それに大手のカードローンなら、いつでも増額審査ができるので、まずは今すぐ必要なお金だけを借りておいて、あとから増額審査を申し込むようにすれば大丈夫。
自営業や個人事業主のあなたでも、事前の対策をしっかりしておけば必ずチャンスは見つかりますよ。
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