個人事業主でも審査通過が可能なビジネス系のカードローンを利用すれば、最短即日で事業資金を調達することは可能です。
ただ、自営業・個人事業主も利用可能なカードローンを利用すると、どういったメリットやデメリットが発生するのか?
簡単に言えば、以下のような図表で説明することができるかと思います。
メリット | デメリット |
---|---|
融資が早い | 金利が高い |
返済額が一定 | 返済の長期化 |
審査が甘い | 信用評価の低下 |
総量規制対象外 | 債務超過 |
結論から言えば、国や銀行などからの事業融資に比べ、カードローンの方が審査も甘く審査完了までのスピードが圧倒的に早いです。
ただその分、毎月支払う利息や金利は割高で、カードローンの利用残高が残った状態のままだと信用評価の低下を招きやすく、低金利の事業融資などに通りにくくなるデメリットがあります。
個人事業主がカードローンを利用する場合、どういった目的で使うのかにもよっておすすめ度が変わるので、今回解説して行くメリット・デメリットを参考にしながら利用を決めて下さいね。
個人事業主がカードローンを利用するメリット!
法人格を持たない個人事業主は、社会的信用が低いため、どうしても国や銀行などからの融資を受けづらく、資金調達に苦労することが多いです。
そのため、ノンバンクが発行するカードローンを使って資金調達するのは、決して悪い選択とは言えません。
むしろ限度額の範囲内で何度でも資金調達ができる流動性の良さは、資金調達を行いにくい個人事業主と相性が抜群です。
- 審査が柔軟
- 融資が早い
- 返済額が一定
- 総量規制対象外
メリット①:柔軟な審査を期待できる
審査が柔軟
まず個人事業主がカードローンを利用する最大のメリットとして、国や銀行の融資審査と比べて、融資基準が甘く、柔軟な審査を期待できる点にあります。
通常、銀行などは債務超過や赤字決算を出している企業に対しては極端な貸し渋りをみせますが、その受け皿となっているのがノンバンク系のビジネスローンなのです。
中でもビジネクストなら、赤字決算や債務超過を起こしている事業者に対しても、事業資金の融資ができないか検討してくれるので、銀行とは違った審査結果も期待できます。
そのため、銀行融資に落ちた時のすべり止めとして、ノンバンクに審査を申込むのはとても有効な方法と言えます。
メリット②:融資完了までのスピードが早い
資金調達できる
また、カードローンなら審査時間が短いので、早く事業資金の調達を完了させたい人にとてもおすすめです。
特にカードローンなら一度審査を完了させておけば、契約した限度額の範囲内であれば何度でも資金調達が可能になるので、融資が必要な度に審査を申込む必要がありません。
融資を必要とするたびに、決算書の準備や法務局で謄本を取得したりする手間と時間を考えれば、カードローンを使った資金調達はとても合理的と言えます。
メリット③:返済額が一定だからCF管理がラク
経営の基本
カードローンの返済方法は基本的にリボ払いを採用していることが多いため、毎月の返済額が一定になりやすいです。
そのため、毎月のキャッシュフローをしっかりと管理して行けば、カードローンで資金調達することもそこまで怖いものではなくなります。
また、事業主専用のビジネス系カードローンでも、決算書の内容を元に返済可能な限度額までしか融資をしないので、複数社からの借入がない限り、債務超過になるリスクは限りなく低いと言えます。
メリット④:総量規制対象外で借りれる!
総量規制対象外
個人名義でカードローンを契約した場合は、総量規制の対象となり、あなたの年収の3分の1以上の融資を受けることができません。
ですが、事業者ローンのカードローンであれば総量規制対象外となるため、あなたの年収とは関係なく決算書の内容を元にして限度額を決めてくれるようになります。
中でも、法人・個人事業主を対象にカードローンを発行してくれるビジネクストなら、総量規制対象外で借りれるのはもちろん、業歴が1年以上あれば審査の申込が可能なので、とてもおすすめですよ。
個人事業主がカードローンを利用するデメリット!
個人事業主がカードローンを使って資金調達を実行すること自体は、なんら悪い事ではありません。
ただ注意したい事としては「使い方を誤ってしまうと、毎月の資金繰りがさらに悪化するリスクもある」という点です。
特にノンバンク系のカードローンは、国や銀行の事業者ローンと比べて金利や手数料が割高に設定されているため、毎月の利息で余計なコストを支払っている状態になります。
そのため、カードローンで資金調達をするのはあくまで「非常手段」と考えておき、状態的に利用せず、常に金利や手数料の安い借り換え先を探す"つなぎ融資"的な位置付で考えておくことをおすすめします。
- 金利が高い
- 返済の長期化
- 信用評価の低下
- 債務超過
デメリット①:銀行よりも金利や手数料が高い
銀行より高い
カードローンで事業資金を調達する時に、まず真っ先に思いつくデメリットが「金利や手数料が高い」という点です。
どれくらい高いのかと言うと、一般的には銀行が提示する店頭金利よりも2倍~5倍くらい高く、長期返済になるほど余分に利息を支払うことになってしまいます。
そのため、カードローンで事業資金を借りるときは、長くても2年以下の短期融資を前提にして考え、借りた後はなるべく早い段階での完済を目指すことが重要です。
通常のカードローンと同様、ビジネスローンでも早期返済や繰上返済は対応可能な金融事業者がほとんどです。
ただ、契約した期間よりあまりにも短すぎる完済は、別途手数料が発生する場合もあるので、詳しくは各ビジネスローンの担当者に問い合わせることをおすすめします。
デメリット②:返済が長期化しやすい
極力避ける
カードローンの返済方式は「リボ払い」や「残高スライド」を採用している事が多く、毎月の返済額が一定になる一方で返済が長期化しやすいデメリットがあります。
対策としては、売掛金の回収がある程度完了し、運転資金のプールが一定額まで回復してきた時点で、定期的に繰上返済等を実行していくことが理想と言えます。
また、ビジネクストなら「元金定率リボルビング払い」と呼ばれる、残高に応じた元金を一定額支払い続ける方式なので、通常のカードローンよりも利息を節約しやすいメリットがあります。
詳しくはビジネクストの返済方法についてを参考にして下さい。
デメリット③:信用評価の低下を招きやすい
信用低下になる
これは各金融機関の判断にもよりますが、一般的にカードローンの利用残高がある決算書は、信用評価の低下を招きやすいです。
そのため、カードローンを使った資金調達の方法はあくまで緊急手段という位置づけて考えておいた方が良いかと思います。
ただ、資金繰りが苦しく資金ショートを起こしてしまう位であれば、つなぎ融資としてカードローンで資金調達を行い、その間に低金利で融資をしてくれる金融機関を見つけるのは方法として十分です。
決算書の内容次第では必ずしも信用評価が下がる訳ではないので、あなたの目的や事情に合わせて上手に使っていきましょう。
デメリット④:CFの急激な悪化、債務超過のリスク
常に厳密に
カードローンの毎月の支払い額は一定なので、本来ならカードローンを使ったからと言って、毎月のキャッシュフローが劇的に悪化することはあまりありません。
ですが、取引先からの売掛金が入金されなくなった、突然取引先との契約が切られたなど、何らかの理由で収入状況が悪化した場合にカードローンの支払い額が重くのしかかるリスクがあります。
また複数社からの借入がある状態でカードローンから追加の資金調達をすると、債務超過になる可能性も高まるので、カードローンを使う時は毎月の収支状況をしっかりと把握しておく必要があります。
あくまでカードローンを使って資金調達を行う時は、非常手段・緊急手段であるという自覚を持って慎重に使うようにして下さいね。
包丁が料理に使えたり凶器になり得るのも「その道具をどう使うのか?」の部分が大きいです。
つまり、カードローンも同じで「即日で資金調達をできる」能力を、どう上手に使うのかにあなたの経営手腕が問われると言えます。
ムリに使う必要はありませんが、上手に使えばこれほど便利なものもありません。使いどころを間違えなければ、資金ショートを一瞬で回避できる心強い存在になってくれます。
個人事業主がカードローンを使う時のおすすめシーン
使いどころを間違えなければ、個人事業主にとってカードローンほど、すばやく事業資金を調達できる心強い存在になってくれるものはありません。
特に一度でも審査に通過しておけば、審査なしで提携ATMから必要な事業資金を素早く調達できるのは、事業者用カードローンならではのメリットと言えます。
ですが、慢性的なカードローンの利用は当然事業破たんのリスクを高めます。
では、一体どんな時にカードローンを利用するのが、ベストなタイミングと言えるのか?
今回は個人事業主がカードローンを使う時のおすすめなシーンを3つ紹介したいと思います。
シーン①:つなぎ融資
つなぎ目的で
カードローンの金利は、どうしても国や銀行と比べて割高になりやすく、ずっと放置していい金利の高さではありません。
ただ、カードローンなら資金が必要な時に、必要な金額だけ素早く資金調達ができるので、融資スピードの早さだけなら利便性は抜群です。
そのため、低金利の事業者ローンを見つけるまでの"つなぎ融資"的な位置付でカードローンを利用しておけば、資金調達のスピードを担保しつつ、必要最低限の金利や手数料の支払いだけに抑えることができます。
ちなみに、カードローンに限らず、常に金利の安い借り先を探し続けることは、事業資金の調達を前提にしたビジネスにおいてはとても重要と言えます。
シーン②:緊急時の費用立替え
緊急費用として
カードローンの頼もしい点は、一度契約まで完了しておけば、審査なしでいつでも資金を調達できる点です。
そのため、確定申告による決算費用や納税費用など、分かってはいてもすぐには調達できない費用の一時立替に使うなどは、便利な使い方の一つと言えます。
また、取引先の事業主の資金繰り悪化による売掛金の未払いなどが発生するリスクに備え、一枚だけでもカードローンを契約しておくと、万が一のときの当面の運転資金を確保することもできます。
カードローンの金利は割高な一方で年会費が無料なので、こうした万が一のリスクヘッジや保険的な位置付けとして持っておくと、いざと言う時に安心です。
シーン③:長期的な設備投資
設備投資に
カードローンの支払いは毎月一定額になるので、長期的な設備投資としても利用することができます。
特に、取引先から大量発注を受けた際、納期を早めたいけど銀行の融資を待っていられない時などは、カードローンで一時的に設備投資として資金調達する方法です。
もちろん、カードローンの金利や手数料は割高なので、一通りの設備投資が完了したら、すぐさまメインバンクに相談して借り換え審査の相談をすることを忘れないで下さい。
個人事業主のカードローンは毎月の資金管理が重要!
世間一般で言われている事は「個人事業主がカードローンを使うなんて危ない」「返済できなかった時のことを考えてるの?」なんて言いますが、実際にはこれらの言葉は何の役にも立ちません。
実際問題、日本で活躍する大企業のほどんどは、何らかの形で大量に借金をしながらビジネスを大きくしている訳で、あなたの事業を円滑に大きくするためには事業資金の調達でお金を借りることは何らおかしなことではないのです。
ただ、個人事業主の場合、法人格がなく社会的な信用度も低いため、事業融資の調達方法がカードローンに限られているだけの話なのです。
大切なことは「借金=悪」と決めつけることではなく、借りたお金以上のリターンを生み出せるのかを、適切に見極めた上でお金を借りる(使う)ことです。
特にカードローンで借りたお金は毎月一定額ずつの返済になるので、毎月の資金管理としてはとてもシンプルで分かりやすいです。
だからこそ、日ごろからキャッシュフローの管理はしっかりと行い、毎月のキャッシュフローが焦げ付かない範囲でカードローンから資金調達をするようにして行きましょう。
個人事業主のカードローンに関するよくある質問
最後に個人事業主がカードローンを使うことのメリット・デメリットについてよくある質問をまとめました。
もしここでまとめきれていない質問や疑問点などがありましたら、お気軽に質問フォームよりご連絡下さい。
質問①:個人事業主でも本当に借りれるんですか?
- 個人事業主でも本当に借りれるんですか?
-
もちろん借りれます。
カードローンの中でも、ビジネクストなら法人・個人事業主のみを対象にカードローンの発行審査を行っているので、とてもおすすめです。
またビジネクストなら、赤字決算や債務超過の事業者に対しても、融資ができないか検討してくれるので、銀行とは違った審査結果を期待することができます。
質問②:金利や返済額が高くならないか不安です…
- 金利や返済額が高くならないか不安です…
-
国や銀行が提供する事業者ローンと比べて、カードローンの金利はおよそ2倍~5倍くらい高い傾向にあります。
ただ、2年以内の短期決算であれば、あなたが負担する金利や利息はそこまで高くはなりません。
また、ビジネス系のカードローンの多くは、決算書の内容を見たうえで無理のない限度額を提示してくるので、よほどの事が起こらない限り毎月のカードローンが返済できなくなるという心配はありません。
質問③:利息を経費計上できるって本当ですか?
- 利息を経費計上できるって本当ですか?
-
本当です。
法人でも個人事業主でも、事業目的で契約したカードローンであれば、発生した金利は経費として計上することができます。
法人は期末決算時に、個人事業主は確定申告時にきちんと申告して、カードローンで発生した利息をきちんと経費として計上しておきましょう。
個人事業主がカードローンを使えば資金調達の幅が広がる
今回は個人事業主がカードローンを利用する時のメリット・デメリットを解説しましたが如何でしたでしょうか?
確かにカードローンは使い方を誤ってしまうと、毎月のキャッシュフローを悪化させるリスクがありますし、銀行融資などの際に信用評価を下げる懸念材料にも繋がりやすいです。
ですが、国や銀行よりも圧倒的に早いスピードで資金調達ができるのは、今のスピード時代にとてもあった資金調達の方法とも言えます。
また、ビジネクストが発行するカードローンなら年会費無料で持てるので、取引先の売掛金未払いなど、想定外の問題が起こったときのリスクヘッジとして1枚だけでも持っておくと、本当の緊急事態が発生した時も落ち着いて対応できる資金源を確保したことになります。
使いどころさえ間違えなければ、個人事業主のカードローンはとても便利で心強い存在になってくれるので、資金繰りや資金ショートに悩むあなたの心強い味方に名てくれますよ。
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